資金調達・資金繰りの成功報酬コンサル|ファイナンスアイ

ファイナンスアイは、資金調達・資金繰りを成功報酬で対応するコンサルティングです。主に近畿(大阪・兵庫・京都・和歌山・滋賀)で活躍しています。

2015年03月

最近、様々なベンチャー企業の大型エクイティー調達が新聞紙面を賑わしています。

このような会社はITベンチャーが主体ですが、一般的な起業の環境はどうでしょうか。

まず、アベノミクスでは起業を推進しています。
それは手厚い創業時の助成金等に現れており、
経営者は経済的な恩恵を受けることが可能となっています。

アベノミクスでは「起業をどんどんしてください、政府は後押しをします」と言っているのです。

しかし、アベノミクスは起業した後、手厚い保護を行う方針はありません。
起業数を増やすことは、当然、倒産数も増えることになりますが、
アベノミクスは倒産件数の増加を許容範囲としていると見受けられるのです。

具体的には、起業後半年~1年の間に起こった赤字運転資金に対応する
融資制度がないことが端的な例になると思います。

ただ、実際は非常にこのことが見えにくくなっています。
以下は、政策金融公庫の「新規開業資金」対象者の抜粋です。

 「・・・・・・・・事業を始めた方で事業開始後おおむね7年以内の方」

この条件を見ただけでは、起業後半年~1年も十分に融資を検討してくれそうですが、
実は、創業から半年も経過すると経営実績の確認が行われます。

赤字運転資金が必要となる場合は赤字ですから、当然、返済の目処は立ちません。
返済の目処が立たずに融資の認可されることは、よほど将来に具体的な売上根拠や
回収可能性の高い担保がない限り、厳しい結果となります。

こうなってしまってはもう後の祭りです。

このような事態の回避策には、起業時にいかに十分な資金を調達するか、もしくは
認可された調達金額が当初の予定から足りない場合には、
弾力的に事業規模や投資の縮小を行い、資金に余裕を持たせる以外にありません。

起業は容易になったものの、その後は厳しい競争が待っていることには変わりありません。
様々な優遇制度や今のスタートアップのプチバブルに浮かれて、

「起業する、社長になる」ことが目的となってしまわぬよう
財務、資金面においてもしっかりと準備をして頂きたいと思います。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 
 


「うちは黒字だから大丈夫。資金調達の必要はないよ。」という話をよく聞きます。

そうですね。今、資金調達の必要はないのでしょう。
しかし、資金調達の必要性と財務の知識とは別です。

そこで、経営者の皆様に質問です。
「今、最大限資金調達を行うとしたらいくらですか?またその理由は?」

「今、資金調達が問題なく行えている具体的な理由は何ですか?」

この質問に答えられない場合、万が一何らかの理由で赤字になり、
銀行との交渉が必要になる場合、論理的な説明が行えないということに他なりません。

そして経営者に、「御社は永続的に黒字ですか?」と聞くと
「そんなことはない。経営は厳しい。いつ赤字になるかわからない」
と回答される方が多いです。

しかし、上記の2つの質問を回答できる経営者は、あまりいらっしゃいません。

このことから中小企業の経営者の多くは、財務面の危機管理まで
意識が回っていないと感じています。

私は黒字、資金調達の必要性がない状況だからこそ
しっかりと財務諸表を意識した経営を行い、
万が一不測の事態が行った場合に対する財務の知識面の備えとするのが
重要であると思います。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 
 


資金調達コンサルと聞くと、どのようなイメージでしょうか。

私は資金調達コンサルタントを成功報酬を標榜していることから名乗っていますが、
業務内容は財務アドバイザーであると考えています。

いずれにしても資金に困っている経営者から、なけなしのお金をむしり取るような
印象を持つ人もいると思います。

確かに私のところに相談に来て頂くクライアントの方々は、
ひどく自分を貶めてしまっている方が多いのです。

経営者ですから、全ては自己責任です。そう言って自分自身を責め続けているのです。
しかし、決して能力がなかったわけではないのです。

周りに財務のアドバイスをしてくれる、信用できる存在がいなかったのです。

ですから、

「創業融資の時に必要資金全額がおりなかった。手元に若干現金があるからそれを使おう」
足りない部分は別で工面しよう。創業時の運転資金は削ってはいけない

「赤字決算になる。今、銀行に説明すると取引を行ってくれなくなる可能性がある。もう少し待とう」
待つと業績が更に悪化する可能性がある。今すぐ融資の相談に行こう

「少しくらい決算をいじっても、大丈夫だな。本業を頑張れば取り戻せる」
粉飾は経営判断を誤らせる。即刻やめて、具体的な合理化を考えよう

信頼している人からこのようなアドバイスを受けることができれば、
多分資金に困ることはなかったと思います。

私の業務は過去の判断ミスを取り戻すことです。
そのために、資金の調達を行います。
赤字事業の切り離しや停止を促します。

場合によっては後ろを向いている経営者の顔を強引に前に向かせることもします。
その後、クライアントと事業の立て直しについてしっかりと話し合い、
サポートを行って初めて業務が完了するのです。

この業務は一度も破産と隣り合わせになったことがない人にはなかなか理解しづらいと思いますが、
私はこの仕事に誇りを持っております。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 
 



資金繰りが繁忙になった時、お手軽に資金調達ができるのはカードローンです。

貸金業法が改正され、個人の利用額については総量規制で年収の1/3を上限と
することとなりましたが、事業に要する資金はこの対象外となっています。

金利は7%~14%程度が多いのではないでしょうか。
この事業者ローンですが、利用方法を誤ると小規模事業体の場合、潰しかねない影響を与えます。

今回は、私の経験上、事業の継続に資する利用方法を検討したいと思います。

なお、決してオススメしているわけではありません。

①繋ぎ資金での利用

まず、借り換えの当てがある場合の利用です。
基本的に事業者ローン(一部の不動産ローンを除く)を
主たる資金調達施策とした場合、小規模事業者は資金繰りが持ちません。

確実な借り換えのまでのブリッジ資金として利用するのが望ましいです。


②短期運転資金での利用

資金使徒には設備投資を代表とする長期資金と、仕入と売掛の差を埋めるような短期資金があります。
事業者ローンを長期資金に利用してしまうと、まず返済額と設備が生み出す収益が合いません。

当然、資金が持ち出されることになり、結局は調達した資金で返済を行うことになります

短期資金の場合は恒常的に利用され、金利負担は大きいですが、変動しますので
売上が下がった場合、利用資金も下がり、資金負担も軽くなります。

なお、赤字の会社がこの目的で使うと雪だるま式に利用額が増えます

実は、このパターンが非常に多いです。


③リストラ資金での利用

リースの解約や事業の撤退、人員合理化のように確実な経費節減が行える場合、
その合理化に必要な資金に事業者ローンをあてることは、
経費削減額>ローン返済額
の式が当てはまる限りにおいて、
返済原資を確保できることから可能であると考えられます。


このように、事業者ローンの利用については注意深く、

あくまで短期

でご利用頂きたいと思います。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 
 

経営者として必要な能力の7回目です。
今回は運転資金収支についてお話ししたいと思います。

運転資金収支とは、わかりやすく言いますと、仕入と販売の差のことです。

企業は、①仕入を行い ②販売します。

つまり、仕入を行う時に資金が出て、販売代金を回収する時に資金が回収されます。
この期間の差が運転資金収支となります。

ちなみに、アップル社は販売代金を回収してから製造しますので、
運転資金収支はマイナスというありえない状態になっています。

運転資金収支は先出しの資金の指標ですから、企業が大口案件を獲得した場合、
大抵、運転資金収支が悪化することになります。
特に大型の工事案件ですと、半年、場合によっては1年程度回収にかかることもあります。

その資金回収待ちの期間に、取引先が倒産する等の非常事態が発生すれば
場合によっては資金繰りが逼迫し、黒字にも関わらず倒産してしまいます。

このように、運転資金収支の悪化は企業経営に大きなインパクトを与えてくるのです。

また、決算においてこの運転資金収支が急激に悪化している場合は、
銀行は粉飾を疑ってきます。

特に在庫の水増し等メジャーなやり方は、この運転資金収支を悪化させます。
運転資金収支は資金繰りの状況や粉飾決算の疑いとなる重要な項目です。

この部分が悪化している場合、経営者はしっかりと金融機関向けに説明できる対策を
検討しておく必要があります。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 
 






↑このページのトップヘ