経営者として必要な能力(財務面)の4回目です。

今回は、損益計算書についてです。

さて、企業が赤字になった場合の説明ですが、よくこのような説明を聞きます。

「値下げ要請が厳しくて。けどみんな同じだよ」
「原価が高騰して」等々。

赤字は外部要因が原因である、
というように話をもっていくパターンです。

銀行の担当者は多分、「そうですか。大変ですね。頑張ってください。」と言って帰ります。
これはどうでしょう。良い回答でしょうか?

実は、これは大きな説明ミスです。
銀行に帰った担当者は上司に赤字の説明を求められ、
ヒアリングした内容をそのまま伝えます。

そうなると銀行はこの会社が外部環境に対し、改善施策を持ち合わせていない。
今後どうなるか、どうしたいかを経営者自身も分かっていない。

つまり主体性がない捉えるのです


もし、赤字の原因を自社の問題と説明していれば、自社の改善によって
赤字を克服できる説明も必然的に行えるようになるのです。

経営者に主体性がないという印象は、次の融資にプラスに働くことは決してありません。

銀行は赤字だからこそ経営者の力量を見定めていると考え、行動を行うべきです。





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