起業する場合に、その会社の「信用」は通常ありません。
(ここでの「信用」とは金融機関の立場から見て、確実に返済することに対する
信用という意味です。)

よく街で見かける銀行や信用金庫等に融資をお願いしても「実績がない」=「信用がない」ことから、
融資をしてもらうことはできないでしょう。

そこで、日本にはこのように実績がない、または乏しい企業に国が信用を与えるという
「信用保証制度」があり、信用保証協会が実際に運営を行っています。

具体的には起業前のAさんが1,000万の融資を希望する場合、
信用保証協会がAさんが返済すること対して信用を与える、つまり、
Aさんが将来返済できなくなってしまった場合、Aさんに代わり
信用保証協会が借入の返済を行う仕組みです。

こうなると、銀行や信用金庫としては、Aさんが支払えなくとも信用保証協会が
支払ってくれるわけですから、「Aさん=信用保証協会」となり
安心してAさんに融資することができるというものです。

このように信用保証協会は、信用が足りない企業に信用を与える業務を行っています。
当然、倒産する企業も出てきますので、無償でこの業務を行っていると
いつかは財源がなくなり、破綻します。
そこで、この信用保証を利用した企業から保証料を回収することで
継続的に業務が行えるようにしています。

以上のように、信用保証とは銀行や信用金庫からの借入に対して信用を与える制度であり、
信用保証協会から融資を受けるわけではありません。

さて、信用保証協会がAさんの借入返済を行ったあと、Aさんと信用保証協会の関係は
どうなるのでしょうか?

続きは②にてご説明します。



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