資金調達・資金繰りの成功報酬コンサル|ファイナンスアイ

ファイナンスアイは、資金調達・資金繰りを成功報酬で対応するコンサルティングです。主に近畿(大阪・兵庫・京都・和歌山・滋賀)で活躍しています。

タグ:信用保証協会

中小企業の社長・経理担当者のみなさんは、融資の相談をする際に
金融機関から「信用保証協会の空き枠を確認してから……」と言われたことはないでしょうか。
今まで150社以上の「破たん懸念先」の中小企業に融資を受けさせてきた
再生コンサルタントの村上浩氏によれば、「あること」をすると、
信用保証付融資を受けやすくなると言います。その「あること」とは何でしょうか。
(ダイヤモンドオンライン 10月16日)


・信用保証協会の保証を受けやすくするには、信用保証協会の
担当者に直接会って話を聞くこと。
そうすれば自社の保証空き枠や、新規保証を受けるための条件も聞き出せる。

・信用保証付貸出が代位弁済されても、経営破たんではないので
事業が継続できないわけではない。
信用保証協会は、中小企業の金融を円滑ならしめるために存在する機関なので
小額返済でも誠実・真摯に経営に取り組み、経営改善の努力をしている
企業の担保処分に積極的に動くことは少ない。

概ね上記のような内容の記事です。
資金調達が行いやすくなる内容ではありませんが、知識は持っておくほうが良いと思います。
実際、少し前までは銀行で否決された事案を保証協会に持ち込み
融資を受けることも出来ました。(今は窓口が銀行に集約されているので無理ですが)



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 
 











 


 


 


信用保証の最終話です。
今回は銀行への切り替えを行うタイミングについてお話しします。

まず、信用保証と銀行(信用金庫等でも可)の大きな違いは、以下の2つです。

1.借入限度額

2.保証料が発生する

この2つが逆に制限となるのは、ある程度の事業規模が必要になってきます。
まず、1の借入限度ですが、保証協会は概ね5億円です。
5億円の資金でどの程度の事業規模が賄えるかをイメージしたいと思います。

資金使途は単純に全額運転資金とします。
売掛債権と買掛債権のサイト差は1ヶ月とし、利益は0円と想定します。
面倒ですから在庫も考慮しません。
そうすると、単純に5億円×12ヶ月=60億円となります。
ですから、この金額を超える運転資金を調達したい場合、信用保証協会では間に合いません。
※あくまで分かりやすく表現しています。

次に保証料です。
信用保証は、どんなに優良な担保や財務内容があったとしても
一定の保証料が発生します。
信用保証とは信用が足りない企業を補完する制度です。
信用が高い企業にとっては、手数料の負担以外の何者でもありません。
ですから、利息と比較し条件のよい融資を選択することになります。

このように企業規模が拡大し、信用が高まると、
意識することなく経済的な判断から自然と条件のよい銀行にシフトしていくと思います。

なお、信用保証も100%の保証をつけない場合もあり、
その時は一定の貸出リスクを銀行や信用金庫が負うことになります。
このような取引を「部分保証方式」と言いますが、この取引が行われる場合は
既に銀行との取引が開始されることとなります。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 

信用保証についての第三弾です。

今回は、信用保証料はどのように決定されるのかについて説明をします。

「信用保証ってなんだ?①」で信用保証制度は、利用者から保証料を
回収する制度になっていることを説明しました。

ではこの保証料はどのように決まっているかといいますと、大きく2区分あります。

1.弾力化料率
一見すると意味がわかりにくいです。
簡単に言うと、安全性を格付し、それに応じた保証料を適用するというものです。
担保があり業績も良い会社の保証料は安く、
担保がなく業績も悪い会社では高くなります。
また、信用保証には金融機関とリスクを取り合うものもあり、
その場合、若干料率が下がります。
保証料率は、およそ0.35%~2.2%の間で決定されます。

2.定率
読んで字の如く、一定です。
代表格は開業資金保証やセーフティネット保証です。
開業時はどのような企業も先は見えないですし、セーフティネット保証は
経営が厳しくなっている企業が対象ですから、安全性の格付に意味がなくなり、
料率は一定となります。
なお、開業資金保証は年1%、セーフティネット保証は年0.9%となります。

これら保証料率の考え方は、銀行の企業リスクを金利に反映させる方法とほぼ同じです。

次回は「信用保証って何だ?」④(いつ頃銀行に切り替えするの?)をご説明します。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 


前回に続き、信用保証です。
今回は借入と何が違うのかについて説明します。

さて、信用保証を利用して銀行融資を受けたAさんの会社ですが、
事業が失敗し、借入の返済ができなくなりました。
この時、信用保証協会がAさんの会社に代わり、返済を行います。
これで銀行も満足です。
債権者はいなくなりました!

その後Aさんは借入から解放されるのでしょうか?

答えは「ノー!!」です。

Aさんの借入を信用保証協会が返済すると、信用保証協会はAさんに対して
「求償権」という権利を持ちます。
これを簡単に言うと、「立替したので返してくれ」という権利です。
Aさんは借入のかわりに、立替金の返金を求められるわけです。

ほとんどの場合、信用保証制度を利用する際に経営者は連帯保証人となっていますので、
当然、保証人である経営者個人にも請求が来ることになります。

信用保証とは、銀行などの金融機関に対する返済の保証であって、
借り手が返済から逃れる制度ではありません
最終的に借主が支払いを行うという意味では、普通の借入と何ら変わりはないのです。

次回は、信用保証って何だ?③(信用保証料の決まり方)についてご説明します。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/
TEL:06-7878-6657(土日祝も対応) 

起業する場合に、その会社の「信用」は通常ありません。
(ここでの「信用」とは金融機関の立場から見て、確実に返済することに対する
信用という意味です。)

よく街で見かける銀行や信用金庫等に融資をお願いしても「実績がない」=「信用がない」ことから、
融資をしてもらうことはできないでしょう。

そこで、日本にはこのように実績がない、または乏しい企業に国が信用を与えるという
「信用保証制度」があり、信用保証協会が実際に運営を行っています。

具体的には起業前のAさんが1,000万の融資を希望する場合、
信用保証協会がAさんが返済すること対して信用を与える、つまり、
Aさんが将来返済できなくなってしまった場合、Aさんに代わり
信用保証協会が借入の返済を行う仕組みです。

こうなると、銀行や信用金庫としては、Aさんが支払えなくとも信用保証協会が
支払ってくれるわけですから、「Aさん=信用保証協会」となり
安心してAさんに融資することができるというものです。

このように信用保証協会は、信用が足りない企業に信用を与える業務を行っています。
当然、倒産する企業も出てきますので、無償でこの業務を行っていると
いつかは財源がなくなり、破綻します。
そこで、この信用保証を利用した企業から保証料を回収することで
継続的に業務が行えるようにしています。

以上のように、信用保証とは銀行や信用金庫からの借入に対して信用を与える制度であり、
信用保証協会から融資を受けるわけではありません。

さて、信用保証協会がAさんの借入返済を行ったあと、Aさんと信用保証協会の関係は
どうなるのでしょうか?

続きは②にてご説明します。



資金調達コンサルティング|ファイナンスアイ
貴社の資金調達を成功報酬で対応します。
関西を中心に日本全国対応しています。
http://www.financeeye.net/

TEL:06-7878-6657(土日祝も対応)  

↑このページのトップヘ