信用保証についての第三弾です。

今回は、信用保証料はどのように決定されるのかについて説明をします。

「信用保証ってなんだ?①」で信用保証制度は、利用者から保証料を
回収する制度になっていることを説明しました。

ではこの保証料はどのように決まっているかといいますと、大きく2区分あります。

1.弾力化料率
一見すると意味がわかりにくいです。
簡単に言うと、安全性を格付し、それに応じた保証料を適用するというものです。
担保があり業績も良い会社の保証料は安く、
担保がなく業績も悪い会社では高くなります。
また、信用保証には金融機関とリスクを取り合うものもあり、
その場合、若干料率が下がります。
保証料率は、およそ0.35%~2.2%の間で決定されます。

2.定率
読んで字の如く、一定です。
代表格は開業資金保証やセーフティネット保証です。
開業時はどのような企業も先は見えないですし、セーフティネット保証は
経営が厳しくなっている企業が対象ですから、安全性の格付に意味がなくなり、
料率は一定となります。
なお、開業資金保証は年1%、セーフティネット保証は年0.9%となります。

これら保証料率の考え方は、銀行の企業リスクを金利に反映させる方法とほぼ同じです。

次回は「信用保証って何だ?」④(いつ頃銀行に切り替えするの?)をご説明します。



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