資金調達・資金繰りの成功報酬コンサル|ファイナンスアイ

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タグ:無借金経営

政府系ファンドの産業革新機構(INCJ)は、出資先のジャパンディスプレイ(JDI)について、
8日に三井住友銀行など取引先3行との協議に入る。
複数の関係筋によると、JDIの経営の現状のほか、今後は同社に対する協力強化が
議題となる可能性がある。
JDIは、2年前の増資で1200億円を調達、自己資本比率は44%に達しており、
銀行借り入れもない事実上の無借金経営にある。
しかし、海外勢などとの競争が激化する中、主力の中小型向け液晶事業の収益が
伸び悩んでおり、二期連続の赤字を計上。
協議に参加する3行(三井住友銀、みずほ銀行、三井住友信託銀行)は、
JDIに対して600億円の融資枠を設定しているものの、
同社は2期連続の最終赤字になっているため、コベナンツ(財務制限条項)に抵触、
融資を受けられない状況に陥っている。
銀行関係者の中には今後の協力について、JDIによる明確な収益計画を求める声もある。
Reuters 6月8日)


産業革新機構が融資に保証し、安定的な資金繰りを確保すれば良いのではないでしょうか?
自信があるなら出来るでしょう。
株主なので違和感もないですし。


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無借金経営と聞くと、安定、堅実というイメージが思い浮かぶのではないでしょうか。
無借金経営とは経営としてどのようなものか
私見でメリット、デメリットを書いていきたいと思います。

私は経営学は修めておりません。
今まで見てきたクライアントから記載をしたいと思います。

【メリット】
なんといっても倒産リスクが少ないということでしょうか。
また全てを自己資金の範囲で行っており、少々の失敗も
会社が傾く程の大きなダメージにはなりません。
また、金利負担がないことも魅力です。

何十年にも渡ってコツコツと蓄積された現金は、少々赤字を出したとしても揺らぐことはありません。
「現金÷赤字の資金流出」が何十年にもなる会社は赤字に対する危機感も少なく、
会社の業績に雰囲気が左右されることが少ない会社勤めができると思います。

無借金経営を標榜している会社で現金の比率が高い会社は
とにかく安定が一番という学生にはおすすめできる会社になると思います。
(中には超激務の会社もあります。そこは見極めて頂きたいと思います。)

【デメリット】
財務の立場からしますと、単純に言うと現金が多い=収益計上の機会を
損失しているとの考え方になります。
利息は0%に近い水準ですから、例え100億円あったとしても、収益は微々たるものです。

大きな投資を行わなければ、大きな成長はありません。
外部資金を活用しない投資は、大きな投資とは言えないと思います。
(投資金額の問題ではありません。投資の規模の問題です)

また、無借金経営を良しとする会社の特徴として、投資を非常に絞り込む傾向があるように思います。
現金が減ると痛みを感じる体質になっているのです。(経験に基づく私見です)
私はここが無借金経営の最大の課題と考えています。
この痛みは失敗を恐る体質に移行していき、投資のタイミングや規模を間違うリスクが高まります。
こうなりますとライバルの競争から取り残され、徐々に企業価値が劣化していくこととなります。

【私見】
私は財務コンサルタントの立場として、企業は想定できないリスクに備えるための
十分な現金を保有すべきと考えています。
銀行は資金が足りない企業に融資を行いません。
自分の身は自分で守る必要があるからです。

しかし、企業の成長性となると全く逆の考え方を持っています。
開拓者精神をもって失敗を恐れず、果敢に市場にチャレンジしていくことこそが重要でないかと思います。

安定と成長を兼ね備えた会社はほんの一部しかありませんし、
そのような超一流企業も創業当時は果敢にリスクを取ってきたのではないかと思います。




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