「SMBC(三井住友銀行)に勝った」──。
みずほフィナンシャルグループ(FG)傘下のみずほ銀行幹部は、
2014年度決算の一部分を抜き出して手応えをかみしめた。

 その抜き出した業績とは「役務取引等利益」という項目だ。
投資信託の販売や為替、決済などの金融サービスの対価として受け取る、
手数料ビジネスの収益力を示すモノサシだ。
10年以上、3メガバンクの3番手だった汚名を返上したかたちだ。

この役務取引等利益は「非金利収益」とも呼ばれ、
単なる営業力のバロメーター以上の意味を帯びてきた。
銀行決算における重要性の高まりが背景にあり、特にメガバンクでその傾向は顕著だ。
みずほFGの佐藤康博グループCEOも、非金利収益の収益力が
今後の「競争力の源泉になってくる」と公言し、その成長を重要な経営戦略として掲げている。
その理由の一つは、現在の低金利環境だ。
融資や国債運用などからの「金利収入」が減少し、穴埋めの必要が出ている。
そして、世界を舞台に戦うメガバンクにとっては、さらに深刻な事情がある。
国際的な金融規制の強化によって、融資事業が低収益どころか“金食い虫”と化しつつあるのだ。
(ダイヤモンドオンライン 10月9日)


メガバンクですら、収益重視をすると脱融資となります。
融資は2%にも満たない利鞘で、且つ実損リスクのある金融商品なので
当然と言えば当然です。
しかし企業の運営には銀行からの融資が不可欠です。
脱融資が更に進むことは、非常にリスクがある状況になると思います。



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