資金調達・資金繰りの成功報酬コンサル|ファイナンスアイ

ファイナンスアイは、資金調達・資金繰りを成功報酬で対応するコンサルティングです。主に近畿(大阪・兵庫・京都・和歌山・滋賀)で活躍しています。

タグ:財務能力

「うちは黒字だから大丈夫。資金調達の必要はないよ。」という話をよく聞きます。

そうですね。今、資金調達の必要はないのでしょう。
しかし、資金調達の必要性と財務の知識とは別です。

そこで、経営者の皆様に質問です。
「今、最大限資金調達を行うとしたらいくらですか?またその理由は?」

「今、資金調達が問題なく行えている具体的な理由は何ですか?」

この質問に答えられない場合、万が一何らかの理由で赤字になり、
銀行との交渉が必要になる場合、論理的な説明が行えないということに他なりません。

そして経営者に、「御社は永続的に黒字ですか?」と聞くと
「そんなことはない。経営は厳しい。いつ赤字になるかわからない」
と回答される方が多いです。

しかし、上記の2つの質問を回答できる経営者は、あまりいらっしゃいません。

このことから中小企業の経営者の多くは、財務面の危機管理まで
意識が回っていないと感じています。

私は黒字、資金調達の必要性がない状況だからこそ
しっかりと財務諸表を意識した経営を行い、
万が一不測の事態が行った場合に対する財務の知識面の備えとするのが
重要であると思います。



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前回は少しCF(キャッシュフロー)の話をしましたので、今回はもう少し深堀りを行います。

そもそもCFを計算するのは、銀行側をはじめとする金融機関が、

・企業が資金を回収できる商売を行っているか?

・貸付をした際に返済を行えるのか?

を確認するためです。

まず、CFといっても様々な計算方法がありますので代表的な計算方法をご紹介します。

①単純CF

運転資金や設備投資資金流出前のキャッシュフローを表します。

  【計算式】
  単純CF=当期利益-社外流出(配当+役員賞与)+減価償却


②利子引き前キャッシュフロー

企業価値算定を行う場合に使用されることが多い計算方法
  
  【計算式】
  利子引き前キャッシュフロー=EBIT-法人税等±非現金収支±運転資金収支-設備投資

※EBIT        :税引き前利子引き前利益でほぼ営業利益となる
※非現金収支     :減価償却±引当金増減
※運転資金収支  :(売上債権±在庫増減±その他運転資金支出増減)-(仕入債務±未払費用増減)
             工事支出金増減、工事受け入れ金増減がある場合にはそれぞれに加味する。

少し、面倒くさいですが、単純CFは覚えておいて損はないです。

いずれの計算でもCFが赤字ということは、資金が社外に流出しているということになります。

銀行としては、融資申し込みがあった場合、社外に流出する資金の補填に融資が利用されると考え
融資に応じてもらいにくくなります。(まずは資金流出を止めることが先決との観点)

しかし、これだけではありません。
銀行の審査目線から行きますと、運転資金収支と設備投資に焦点を絞り
厳しく判断を行ってきますし、

資金繰り表という資金の出し入れを行う予定表の提出も求められます。
また、この判断の過程により粉飾の疑いがあるかを検討していきます。

ですから、次回は運転資金収支と粉飾決算について解説したいと思います。




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前回、経営者に必要な財務面の能力として、
財務諸表から自分の会社を説明する能力
が必要であるとの
記事を書きました。

今回はそこをもう少し深堀りしてみます。

会社には会社案内やパンフレット、HPがあります。
これは、会社の顧客や取引先に自分の会社を理解してもらうことを第一目的としています。

では財務諸表はどうでしょう。

これは、金融機関向けの会社案内と考えて頂きたいのです。

会社案内や商品パンフレットの説明ができない経営者が経営している会社で
商品やサービスを受けたいと思いますか?(大企業であっても同じです)

金融機関も財務諸表を説明できない経営者に同じ思いを抱くのです。

ビジネスを拡大するには、直接・間接問わず何らかの資金調達が欠かせません。
ビジネスの拡大と財務諸表を説明できる能力は、密接に関連しているのです。




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経営者はどのような能力が必要かといいますと、はっきりしています。

ビジネスを伸ばす能力

これに尽きます。
逆にこれ以外の部分は、従業員や外部にコストを支払い行ってもらえばよいのです。

では、経営者は財務の知識は必要でしょうか?
私は、次の一点を除き、不要であると考えています。

それは、
財務諸表から自分の会社を説明する能力です。

これは、ビジネスを伸ばす能力と非常に密接に関係しています

上場会社でも、株主総会において自社の決算説明を
事務方の資料を棒読みする経営者が良く見られますが、
このような会社は、今後大きく成長することはないと判断してもよいと思っています。

次回はビジネスを伸ばす能力との関連性について説明します。




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